今回の記事で、FXテクニカル指標の第三弾、RSIについて解説します。このRSIですが、先日解説した移動平均線と並んでFXのテクニカル分析ではよく使われている指標の1つとなっています。
もっとも、移動平均線やRSI、そして今後解説する予定のMACDはFXのテクニカル指標の代表的なものになるため、FX初心者にとってはまずこれら3つのテクニカル指標の概要やその使い方について覚えておいた方が良いです。
RSIについて
このRSIですが、Relative Strength Indexを略したもの、つまり英文の略語となっており、これを日本語に訳すと
●Relative→相対的
●Strength→強さ
●Index→インデックス
となります。つまり、このRSIとは相場の相対的な強さを示すテクニカル指標になり、FXや株式業界では相対力指数とも呼ばれています。
RSI=相場の相対的な強さ、指標の名前だけではどういった役割を果たすのか?が良く分かりませんが、こうして日本語に訳すととても分かりやすくなりますよね?
ちなみに、このRSIですが、過去一定期間の為替の値動きに対する上昇幅の割合を折れ線グラフで表したものになります。為替の値動きに対する上昇幅の強さや弱さを表しているので、現在の為替相場がトレンド状態にあるのか?レンジ相場なのか?の判断を行う事が可能です。
基本的なRSIの使い方
ここからは、RSIの使い方について解説していきます。このRSIですが、FXや株式相場でも使われており、そのの計算式は下記の通りです。
●RS=(n日間の終値の上昇幅の平均)÷(n日間の終値の下落幅の平均)
●RSI= 100 - (100 ÷ (RS+1))
この計算式からも分かるように、RSIの最大値は100になります。最大値=100なのでその数値は必ず0~100%内に収まります。
そして、RSIの数値が100%に近ければ現在の為替相場は買われ過ぎと判断する事が可能です。また、反対にRSIの数値が0%に近ければ現在の為替相場は売られ過ぎという判断が可能になります。
また、このRSIの数値における目安ですが、一般的にはRSIが75%以上になると為替レートの上昇が止まりその後反転(下落)する可能性が高く、逆にRSIが25%以下になると為替レートの下落が止まりその後反発(上昇)する可能性が高くなると言われています。
RSIはその数値によって判断する
それでは、RSIについて実際の為替チャートを用いて解説していきます。

上記画像内の赤丸箇所でRSIの数値が0%に最も近づいている事が分かります。そして、この時の為替レートも下落していますが、その後反転上昇している事が分かります。そして、この場合には、画像内赤丸の部分で買いポジションを保有すればその後の上昇によって利益を得る事が可能です。
これとは反対に、画像内青丸箇所においては、RSIの数値が100%に最も近づいており、その後為替レートは反転している事が分かります、そのため、この画像内青丸の部分で売りポジションを保有すればその後の下落によって利益を得る事が可能です。
このように、RSIはその数値によって買いまたは売りのタイミングを計る事が出来るため、他のテクニカル指標と比べると比較的簡単にエントリーポイントを見つける事が可能となっています。
RSIにはダマシが多い
その数値のみを確認すれば良いRSIですが、私の経験上その単純性からRSIのサインにはダマシが多く見受けられます。
特に、RSIでは25%以下または75%以上で反転すると言われていますが、その水準まで為替レートが到達しても、そこでは反転せずにズルズルとそのまま上昇または下落を続けてしまう事があり、この際買いまたは売りポジションを保有していた場合には損失が拡大する恐れがあります。
そのため、テクニカル指標でRSIを使う場合には、RSIを単独で使うのではなく、他のテクニカル指標との併用をお勧めします。
もっとも、FXにおいては使うテクニカル指標が1つよりも複数で使った方がダマシが減る=その精度が高くなる可能性があります。ただ、テクニカル指標を多く使う事によっては、トレードチャンスが激減する可能性もあるため、予測精度を取るのか?トレード回数を取るのか?によって使うテクニカル指標の選別が重要になります。
まとめ
このRSIは、移動平均線やMACDなどと同じくFXのテクニカル指標の基本とも言える指標になっており、その上下によって現在の為替相場の動向を把握する事が可能です。
ただ、その単純性によって、ある程度サインのダマシが発生するため、RSIを使う場合には他のテクニカル指標との併用をお勧めします。




コメント